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農薬受託加工

用途概要

様々な農薬の剤型

農薬業界における”受託”専門の製剤メーカーです。農薬製剤においてベントナイトはキャリアー(増量剤)として処方され、弊社はベントナイトメーカーとして原料供給を行ってきました。その後、粒状農薬(粒剤)を始めとした農薬製剤の受託製造にも注力し、今では数多くの農薬メーカーから製造委託を受けています。

農薬には、粉状・粒状・液状といった様々な剤型がありますが、中でも当社が主に取り扱っている粒剤は、施用時の作業性、農業従事者の安全性などの観点から、古くより一般的な農薬剤型として施用されています。

特に最近では、農業従事者の人手不足や高齢化が深刻な問題となっており、省人省力化に向けて様々な機能を持った農薬が開発されています。これにより、製造方法自体も複雑化する傾向であり、製造に関する適切な知識・技術がなければ、これらのニーズに応えることはできません。

クニミネ工業は、長年培った造粒技術に加え、多様化する製剤技術に果敢にチャレンジしながら、トップレベルの技術提供を行います。

農薬製造工場

小名浜工場外観

小名浜工場

農薬製剤の受託専業工場です。

除草剤・殺虫剤・殺菌剤・植物成長調整剤・農薬用基剤の製剤および包装を行っています。粒剤に関する多種多用なニーズにも柔軟に対応します。

郡山工場外観

郡山工場

農薬製剤の受託専業工場です。

除草剤のみの製剤・包装を行っているため、殺虫剤・殺菌剤などとのクロスコンタミネーションのリスクがありません。

※クロスコンタミネーション(交叉汚染):製造過程で農薬製品同士が混じり合うこと

太田工場外観

太田工場

非除草剤(殺虫剤・殺菌剤)の製剤・包装を行っています。

従来の1kg,、3kgクラフト袋に加え、アルミラミネート袋での包装も可能です。また、10~20kg袋の包装ラインも併設しています。

製造フロー

造粒ライン

小名浜工場の一般的な粒剤製造ラインです。
製造条件に応じたフロー変更にも柔軟に対応できます。

造粒ライン図

粒剤包装ライン

小名浜工場の殺虫・殺菌剤包装、郡山工場の除草剤包装ラインです。

粒剤包装ライン図

ジャンボ剤包装ライン

除草剤(ジャンボ剤)の包装ラインです。
水溶性フィルムやアルミフィルムから包装袋を成型し、バルク充填を行います。

ジャンボ剤包装ライン図

製造ライン

製造ライン一覧

製紙用ベントナイトは、粉末および高濃度スラリー状でのご提供が可能です。高濃度スラリーでご使用いただく場合、スラリー供給設備を含めて弊社にて対応いたしますのでお気軽にご相談ください。

※左右にフリックしてご覧いただけます。
工場 ライン名 殺虫 殺菌 除草
小名浜 吸着ライン  
造粒ライン(殺虫・殺菌)  
造粒ライン(除草)    
コーティングライン  
プレミックスライン(殺虫・殺菌)  
プレミックスライン(除草)    
粒剤包装ライン(殺虫・殺菌)  
粒剤包装ライン(除草)    
パックライン    
郡山 プレミックスライン    
造粒ライン(大スケール)    
造粒ライン(小スケール)    
粒剤包装ライン    
大型包装ライン    
パックライン    
太田 吸着・コーティングライン    
粒剤包装ライン    
大型包装ライン    

混合機

高速混合機

高速混合機

複数種類の原料や原体を均一に混合させます。

わずか数分で均一に混合することのできる高速混合機や、一度に大量の原料を混合することのできるリボンミキサーを所有しています。

造粒機

横押出型造粒機

横押出型造粒機

バスケット型造粒機

バスケット型造粒機

造粒機内のスクリュー羽根が混合物を押し出すことにより、周囲に設置されたスクリーン径から造粒物を得ます。

小名浜工場では主に横押出型造粒機、郡山工場では主にバスケット型造粒機を用いて造粒を行っています。

品質への取り組み

品質への取り組み

農薬メーカーから非常に多くの農薬製剤を受託している弊社は、取り扱う原体・原材料の種類も多岐に亘ります。

受託製造会社の責務として、これら化学物質の潜在リスクを適正に評価することで、リスク発生の抑制・低減に努めるとともに、クロスコンタミネーション防止に関する取り組みにも注力しています。

製造品目の切替時には適切なクリーニングを行い、残留成分(前製造品の有効成分)が基準値以下であることを常に確認しています。

よくあるご質問

Q

粉剤や液剤は製造委託できますか?

A

今のところ受託はできません。現在、当社として対応可能な剤型は粒剤、顆粒水和剤となります。

Q

除草剤の製造委託は小名浜工場と郡山工場のどちらが良いですか?

A

それぞれの工場でバッチスケールや造粒設備などに違いがあり、一概にどちらに優位性があるとは言えません。設備適正を見定めることが安定生産に繋がりますので、まずはご相談ください。

Q

造粒だけ(または包装だけ)の委託は可能ですか?

A

もちろん可能です。

Q

造粒適正を見極めるための小スケールのテスト製造は可能ですか?

A

小スケールのラボ機(混合機、造粒機、乾燥機など)も保有しておりますので、数kg単位でのテスト製造も可能です。

COMPANY

グループ会社

クニミネマーケティング株式会社
関ベン鉱業株式会社

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